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東京都特派員ブログ

有田焼見つけた!!⑤【コメダ珈琲店】

2023年03月22日

有田観光協会 at 15:00  | Comments(0)  | 有田焼見つけた!!
今回は、愛知県名古屋市発祥の「コメダ珈琲店」に行ってきました!


全国に 950 店舗以上を構える「コメダ珈琲店」は、1968 年に「モーニング」の文化で有名な愛知県名古屋市で喫茶店として始まりました。

「心にもっとくつろぎを」をコンセプトに、店内がまるで自宅のリビングルームのように誰もがくつろげる環境作りを目指しているそうです。

私がお邪魔した際も、外の光が差し込み明るく開放感のある店内に加えて座り心地の良いソファに身を置くとゆったりとした幸せな時間を過ごすことができました!

この幸せな環境を作る際に大きな役割を果たしているのが、提供されているコーヒーカップです。



創業者の加藤太郎氏は「よりくつろげる空間にするためにも、理想のカップをいちから作りたい」と思案し、継ぎ目のない「一体成型」のカップの制作を有田焼の職人さんと開始しました。


一体成型にすることで取っ手の強度は格段に高まりますが、手作業が多くコストがかかるのが難点でした。
飲み口の厚さ、持ちやすさなどをミリ単位までこだわり、有田の職人さんたちは試行錯誤されたと言います。

コメダ珈琲店は、落ち着いた雰囲気なため長時間滞在するお客さんが多いのが特徴です。
だからこそ、長い時間滞在してもコーヒーが冷めてしまわないように、厚手のカップが採用されているそうです。

使い手のことを第一に考えたものづくりをされている有田の職人さんの「想い」をコーヒーカップを通して感じることができました。

有田の技術力を持って完成したコーヒーカップは、コメダ珈琲店を訪れたほとんどの方に利用され、くつろぎの空間を演出する役目をしっかりと果たしていました。

このコーヒーカップは、コメダ珈琲店公式オンラインショップで購入する事もできます。
是非おうちでもこだわりの有田焼コーヒーカップでくつろいでみませんか?

有田焼見つけた!!④ 一風堂

2022年11月29日

有田観光協会 at 16:00  | Comments(0)  | 有田焼見つけた!!
皆さん、こんにちは!
今回は、「有田焼見つけたシリーズ」第四弾として「一風堂」さんをご紹介したいと思います。


一風堂さんは、福岡県発祥のとんこつラーメンチェーンで、現在世界各国にお店を構えています。
女性が一人でも入りやすいスタイリッシュなとんこつラーメン屋さんを目指して今日も美味しい一杯を提供され続けています。

この一風堂さんで提供される器に有田焼が使われていると聞き早速行ってきました!!


なんと、今回お邪魔したディズニーランドに隣接しているイクスピアリ店では、入ってすぐ有田焼のどんぶりが天井から吊られ空間デザインの一部としてお出迎えしてくれました。


有田焼を「器」としてだけでなく「空間デザイン」としても利用されている姿に、有田焼ファンとしては胸が熱くなりました。

今回注文したメニューはこちらです。

豚骨スープがなめらかな舌触りで、大変美味しく替え玉してしまいました(笑)

ラーメンが美味しく見えるように何度も工夫を重ね、赤丸白丸の商品リニューアルを機に数年に一度器をリニューアルされているそうです。このように、ラーメンが美しく見えるように細部の細部にまでこだわる一風堂さんの思いにしっかり応える有田焼の職人の姿から、有田焼の底力と素晴らしさを改めて感じました。
一風堂さんも有田焼の職人もお互いが、一杯のラーメンに込めた思いを知るとなおさら美味しく感じること間違いなしです。

ぜひ、有田焼で提供される最高のラーメンをご堪能ください!

有田焼見つけた③

2022年06月05日

有田観光協会 at 12:00  | Comments(0)  | 有田焼見つけた!!
今回は、誰もが知っているある場所へ行って来ました。
そこは、牛丼でお馴染みの「吉野家」です。


なぜ私が吉野家にお邪魔したかというと…。
なんと‼どんぶりが有田焼で作られているからです。

創業当時から有田焼を使用されていて、店舗拡大と共に現在の形へと変わってきたそうです。
並盛・大盛・特盛と全て大きさが違い、並盛と特盛は絵柄も違います。
限定やコラボ丼など、貴重などんぶりもあるそうです。


恵比寿店は、カフェの様なスタイリッシュなお店になっています。

今回、私は並盛を頂きました。
お肉と絶妙なタレがとても美味しくて、最後にはご飯をかきこんで食べました。
持ちやすく食べやすいどんぶりは、牛丼の美味しさを最大限味わう事ができます。


吉野家で使われている有田焼の3つの特徴
①牛丼をかきこみやすい5mmの縁
②どんぶりを持った手が器のふくらみにピッタリとはまる
③吉野家のオリジナル絵柄が描かれている


この一杯の牛丼には、吉野家の120年の歴史と有田焼の400年の歴史が詰まっていると感じました。
どちらも、伝統を受け継ぎながら進化を続けています。

「吉野家では店員だけではなく、どんぶりも一生懸命働いているのです。」
吉野家の公式通販ページにあるこのメッセージは、吉野家には有田焼がなくてはならない存在である事を感じられ嬉しい気持ちになりました。

身近なお店で見つけた有田焼。ぜひ皆さんも吉野家で牛丼を有田焼の丼で、かきこんで食べてみてください。

有田焼見つけた!!②

2022年03月21日

有田観光協会 at 10:00  | Comments(0)  | 有田焼見つけた!!
今回は、東京で見る事ができる有田焼のレリーフやオブジェを巡ってきました。
というのも、前回取材した「藤の湯」さんのタイルを見て食器だけではない新たな発見があったので、この
タイルを作成した岩尾磁器さんが手掛けた作品を見に行ってみました。

まずは、都営地下鉄 西新宿五丁目駅の改札の目の前で見つけた有田焼です。

【まちと社の風景】



「まちと杜の風景。やさしい朝の光の中、さわやかな風にのって、小鳥は舞い、杜の樹々はうたう。朝の新
しい歌が町にひろがり人々の新しいことばとなる。キラキラ都下が焼く光をうけ、人々は歩き、文化がうま
れる。」
岩尾磁器HP引用

落ち着いた色彩が印象的なこの作品は、電車に乗って多くの人が町に広がり、その広がりによって多様性を尊
重する今の文化ができているのだと感じました。


続いては、東京メトロ副都心線北参道駅。改札の目の前に堂々と佇んでいました。

【晴れのち雨のち晴】

この作品を造られた吉武研司さんの素敵な詩が書かれていたので、ご紹介します。
「晴れのち雨のち晴れ」
「想像してごらん
地球と生きものたちのこと
共につながり
共に生き
循環していることを」
パッと目を引く様なこちらの作品は、自然と人間が共生する為に改めて環境問題の大切さを教えてくれました。


次は、荒川区文化情報センターに置かれていたオブジェです。

【荒川のみずすまし】

焼物とステンレスから造られたこのオブジェは、素敵な焼物の水紋が目を引く作品でした。
水紋の上を、昆虫のみずすましが水面を素早く動く様子が想像できて楽しかったです。
こちらの、3本の線はこの建物の地下鉄町屋駅で交差する3本の鉄路を象徴しているようです。

最後は、東京文化会館の受付の上に広がるレリーフです。

【江戸きんきら】


こちらの作品は、タイトルにもあるようにキラキラと美しい輝きを放っていて素晴らしい作品でした。
磁器ブロックを斜めに組み合わせる事で、差し込む光を反射し圧巻の存在感でした。

今回4つの作品を見てきましたが、建物の壁やオブジェとしての新たな有田焼を見つける事ができました。
そして、それら全ての作品が生活の一部に溶け込んでいる事にとても嬉しく思いました。
有田焼の多様性にまた一つ魅了されました。