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東京都特派員ブログ

⼩説と有⽥焼(古伊万⾥)

2024年05月09日

有田観光協会 at 13:00  | Comments(0)  | 東京都特派員
ご無沙汰しております!
東京都特派員ブログを読んでくださり、ありがとうございます!
読んで下さっている皆さまは、どんな4⽉を迎えられたでしょうか。

私は、⼤学2年⽣となり、キャンパスの桜を⾒るのが2回⽬となりました。
あの時、緊張して肩に⼒が⼊っていた⾃分が懐かしくもあるとともに、ほんと1週間前な気がしてならない、あっという間の⼀年だったなぁと振り返っていました。

さて、今回の記事では、「⼩説と有⽥焼(古伊万⾥)」について書きたいと思います!
最近、⾃分の中で読書ブームが到来しており、特に春休み中は好きな作家さんの本を
読み集める⽇々を過ごしていました。

そこで、先⽇読んでいた⼩説に、「古伊万⾥」の記載があったのです!
⼩説のタイトルは、「ルンルンを買っておうちに帰ろう」で、作家林真理⼦さんのベストセラー作品です。
実際に本⽂中には、「⾷事中をしているシーンだったりすると、⼥の⽅が得意そうに、コレクションしている古伊万⾥の⾷器が必ず出てくるのもおぞましい。」と出ていました。

この表現には、若⼲林真理⼦さんらしい「⽪⾁」が詰まっていますが、当時古伊万⾥をコレクションするということは輝かしい⼥性を代表し、そこに憧れを抱く⼀⼈の⼥性(林真理⼦さん)の感情が表現されているように感じました。

また、この作品が発売されたのが、1982年だったので、まさにバブルを迎える前であり、豊かさの有田焼は象徴でもあったのだと読み取りました。

このような時代に対し、現在は⾷器の多様化に伴い、豊かさを象徴するものが変わってきているとも感じます。
例えば、「⾃分時間を保つこと」が豊かさであったり、「家族との時間を過ごすこと」が豊かさであったり。

有田焼の絵柄も多様化し、時代の流れと共に変わってきています。

1980年代頃に販売されていた代表的な有⽥焼
⼩説と有⽥焼(古伊万⾥)


2020年代に販売されている有⽥焼のひとつ
⼩説と有⽥焼(古伊万⾥)

その時、その時の流⾏や時代にあったやきものを提案し続けてきた有⽥焼産業だからこそ、⻑く愛され続けてきたのではないでしょうか。

ぜひ、有⽥焼400年の歴史をやきものの絵柄や特徴を踏まえて、変化の過程も楽しんでみてください!

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