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東京都特派員ブログ

伊万里・有田焼 矢鋪與左衛門 (やしきよざえもんがま) 師弟展

2022年08月05日

有田観光協会 at 17:00  | Comments(0)  | 東京都特派員
ありたさんぽでも紹介されていた、【伊万里・有田焼 矢鋪與左衛門 師弟展】が伝統工芸青山スクエアにて7月29日~8月4日の期間限定で開催されていました。


今回は、その展示会にお邪魔してきましたので、その内容をご紹介したいと思います。


矢鋪さんは、有田の窯業界を代表する陶芸家のお一人です。(矢鋪与左衛門窯のARITAJIN記事はコチラ)


作品は、1 点1 点丁寧に作られていて白磁の美しさが詰まった物ばかりです。
そして、矢鋪さんがマンツーマンで教えてくださる、作陶体験もしてきました。
予約制で飯碗・湯呑み抹茶碗の3点から一つを選んで作ります。
私は、上絵付けの体験はしたことがあったのですが作陶をするのは初めてだったので、とても楽しみにして
いました。


まずは、お手本を見せて頂きます。
30分程で、湯呑み・飯碗・花瓶・平皿を正確にかつ素早く作りながら有田焼の伝統についてもお話してくださいました。

400年の間、先人たちが伝承し続けてきた有田焼の伝統技術を修得し、後世に受け継いでいく事の大切さを改
めて感じました。


作品を作る為にかかせない道具の数々。
この道具を作る職人さんを守る事が、有田焼の存続に大きく貢献しています。

いよいよ、私の飯碗作りです。
最初は無駄な力が入ってしまい、なかなか上手く出来ません。
でも、安心してください。
矢鋪さんが、優しく丁寧に教えてくれます。


矢鋪さんの助けもあり、だんだん飯碗の形になってきます。


そして、完成!!
初めての飯碗作り、矢鋪さんのおかげで大成功となりました。

作陶の経験を通して、有田焼の大事な工程を経ながら1 つの作品を作り上げる事の尊さを感じました。
また、400年前から作り方を大きく変えることなく受け繋いできた伝統を肌で感じることができる貴重な体験となりました。
皆さまにも、作陶の経験を通して有田焼の素晴らしさを感じてもらいたいです。


最後に、矢鋪さんの数ある作品の中から湯呑みを購入しました。
手に持つとしっくりくる形が、ずっと触っていたくなる作品です。
私は毎晩日本茶を飲むので、大事に使いたいと思います。

ありがとうございました!