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東京都特派員ブログ

有田の魅力伝えちゃうぞin東京 「よかねARITAプロジェクト」の皆さまからのメッセージ

2025年01月07日

有田観光協会 at 16:01  | Comments(0)  | 東京都特派員

有田の魅力伝えちゃうぞin東京 「よかねARITAプロジェクト」の昭和女子大学研究員を勤められている熊澤慎太郎さま、プロジェクト初期の頃より参加されている中村玲季さまと、
司会進行を務められた若杉妃菜さま、金尾理奈さまからイベントの感想をいただきましたので
ご紹介します。

<熊澤慎太郎さま>
昭和女子大学よかねARITAプロジェクトも4年目を迎え、今年度は佐賀県有田町の活性化に関わる学生コミュニティの立ち上げを目指し、
9月の有田町での現地イベントと、11月の東京イベントを開催しました。
地域活性化に関心があっても、どのように関わってよいかわからない、何かにチャレンジしたいがきっかけがないという学生のみなさんが、
有田町の魅力を知り、有田町の課題に対して、思いっきりチャレンジしながら、ご自身の成長に繋げていく、そのような機会を作ることで、
そこに関わる全てのみなさんがご自身の未来を切り拓いていく、そんな場をみなさんとともに育んでいきたいと思います。

<中村玲季さま>
私は今回のイベントに、メンバーとして企画運営に携わることに加え、トークセッションにも参加させていただきました。
「東京で有田町の魅力を発信すること」を目的としたイベント企画にあたって、有田町を全く知らない方にどうしたら楽しんでいただき、私たちが活動で知った有田町の魅力を伝えられるか試行錯誤いたしました。
そこで、有田観光協会の「有田観光まちなかガイド」のガイドの方が着用される黄色いベストを着て写真の前でガイドをしたら楽しそう!と思いつき、
ベストをお貸出しいただき「有田町ツアー」を実施したことで、有田町の魅力を少しでも体感していただけたのではないかと思います。
「行ってみたいと思った」「有田焼だけではない有田町の魅力が伝わった」という声が大変嬉しかったです。
そして、トークセッションでは有田町の魅力を伝えつつ、課題点も挙げることで、地域活性化の観点でも参加者と一緒に考えることができたと感じています。
外から見た有田町・内から見た有田町でも、課題認識やそれに対する考え方が少しずつ異なることに気がつきました。
個人的には、「あなたにとって有田町とは?」という質問に、「故郷」「第2の故郷」と回答が揃ったことが大変印象に残っております。
よかねARITAプロジェクト3年間の活動で、有田町の皆さまに関わらせていただいたり、今回のように蒲地様と関わらせていただいたりするなど、貴重な経験をさせていただけていることに大変感謝しております。
この経験を活かし、プロジェクトや大学卒業後にも有田町に恩返しができるよう努めてまいります!
有田観光協会東京特派員としてのますますのご活躍を祈念しております!

昭和女子大学よかねARITAプロジェクト
国際学科4年中村玲季(なかむら・たまき)


<若杉妃菜さま>
昭和女子大学よかねARITAプロジェクトに参加している、食安全マネジメント学科3年の若杉妃菜(わかすぎ・ひな)です。

私は1年生のときに初めてこのプロジェクトに参加し、有田町を訪れました。
母の実家が福岡だったため有田焼に馴染みはあり、聞いたことはありましたが、訪れるまでは” 有田焼”が有名だな~くらいにしか思っていませんでした。
実際に行ってみると、役場のみなさまをはじめ町全体が温かく、自然も豊かなため歩いていて気持ちの良い素敵な町で都会に戻りたくなくなる!と感じるほどでした。

今回のイベント「有田の魅力伝えちゃうぞin東京」では、東京イベント係として企画・運営を行いました。
今までもプロジェクト活動は行ってきましたが、イベントを一から企画・運営することは初めての経験でした。
今回はよかねARITAプロジェクトとしても初の試みである首都圏の人を対象にしたものだったので、まずは有田町を訪れたこともなく知らない人たちに伝えるには”有田焼”の魅力を伝えようという思いから企画していきました。
私も元々お皿でそんなに見栄えが違うのかなと思っていたのですが、様々な窯元さんの有田焼を見ていると少しずつ味が異なりこのお皿だったらどんな食品を置くのが合うのかな~と考えられるようになりました。
昨今では、片付けが大変だったり値段が張ってしまう点からお皿にこだわらない人も若者を中心に増えているかと思います。
そんな若い人を中心に、まだまだ勉強中ではありますが私の感じた”有田焼”の魅力や食品と一 緒にお皿も選ぶという楽しみを伝えたい!と思い、秋の陶磁器まつりに行き1つ1つ手に取り参加者へのプレゼントの豆皿を選びました。
選びながらも有田焼を彷彿とさせるお皿や真っ白のお皿、果物が描いてあるものなどたくさんあり本当に迷ってしまい、改めて有田焼の多様さ、奥深さを感じました。
イベント第3部で有田町のお菓子とともに豆皿を選んでもらうと、「有田焼は青色のイメージがあったから真っ白のものがあり気になった。かわいい!」などの参加者からの感想を聞くことが出来、 少しでも有田焼の魅力が伝わり、身近になれば嬉しいなと思いました。
また、第1,2部のトークセッションとワークショップでは、有田町について視点の異なる登壇者の方をお招きしそれぞれの思う有田町についてお話していただきました。その話をもとにワークショップでは有田町をPRするためにどうしたらよいか、就職したいと思う町にするためにはというテーマで意見だしをしてもらいました。
もちろん実際に足を運んでこそ、有田町の温かさが身をもって実感できると思いますが、都内にいながらも少しでも有田町へ関心を向けてもらえたらと思っています。
今回のイベントでの反省点は生かしつつ、今後も少しでも都内にいながら有田町に貢献できるよう、精一杯活動してまいります。 そして、また必ず有田町を訪れパワーチャージをしてこようと思います!

<金尾理奈さま>
よかねARITAプロジェクト2年目の金尾理奈(かなお・りな)です。
今回の東京イベント「有田の魅力伝えちゃうぞin東京」では司会を担当しました。
イベントの司会をやること自体が初めてだったので緊張しましたが、イベントの目的でもある、有田町の魅力をたっぷり伝えたいという想いをもって進行することが出来たと思っています。
イベントの内容は、有田町のツアーから始まり、登壇者様のトークセッション、有田町について考えるワークショップ、さらに有田焼を実際に手に取って触れる体験と盛りだくさんでした。
この構成になったのは、私たちプロジェクトメンバーが実際に有田町に行った際に感じた魅力を東京の学生の視点で伝えようとなったからです。
2時間半のイベントの中でどのような流れだったら参加者に魅力を伝えられるのか、チームメンバーと打ち合わせを何度も行い、最終的にこの内容になりました。
イベント参加後に参加者に実施したアンケート結果では、「有田町に実際に行ってみたい」や「有田焼だけではなく、歴史的・文化的に豊かな町だと知ることができた」などの声をいただき、イベントの目的を果たせてほっとしています。
一方で今回のイベントでの反省も多くあるので今後の活動に生かしていきたいと考えています。

最後に、今回のイベントでは東京近郊の学生をターゲットにしていましたが、将来的には日本全国、津々浦々に有田町の魅力を伝えていけたらと思っています。

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「よかねARITAプロジェクト」の皆さまありがとうございました!





有田の魅力伝えちゃうぞin東京

2025年01月07日

有田観光協会 at 16:00  | Comments(0)  | 東京都特派員
あけましておめでとうございます!
今年もよろしくお願いいたします。

東京都特派員ブログを読んでくださり、ありがとうございます。
今回は、昭和女子大学よかねARITAプロジェクトの皆さまが企画・運営された「有田の魅力伝えちゃうぞin東京」に登壇者として参加させていただいた為、その報告をさせていただきます。



まず、昭和女子大学よかねARITAプロジェクトとは、佐賀県有田町と協働し、佐賀県有田町の伝統工芸品「有田焼」の魅力を発信し、地方活性化のための課題の発見、解決を目指し活動されている学生で構成されたプロジェクトです。

よかねARITAプロジェクトは、2021年6月にスタートされ、3年以上も活動されています。
このプロジェクトはゼミや授業とは異なり単位が大学からでるようなものではなく、佐賀県有田町に関わりたいと思った学生が学部の枠を超えて集結し、
「本気で有田町と向き合う」熱い思いを持ったメンバーがそれぞれの視点で有田町・有田焼の現状に向き合っています。

私がよかねARITAプロジェクトの皆さまと交流させていただくことができたきっかけは、先日このブログでもご紹介した南青山で開催された「ジバニイキル」でした。
ジバニイキルにて、偶然学生メンバーの皆さんと、研究員を務められている熊澤さまにお会いし、プロジェクトの活動や参加のきっかけなどを伺い、私も現在有田町で活動していることなどをお伝えし、交流させていただいたことがきっかけでご縁をいただくことができました。

その後、プロジェクトとして「有田の魅力を東京で若者に伝える」イベントを開催するにあたり、若者として有田町の活動をしている身として私にも声をかけていただき、参加させていただくこととなりました。


2024年11月30日、イベント当日です。
昭和女子大学の通っている学生や留学生など、基本的に学生が20人ほどイベントに来てくださいました。
イベントの構成は、まず「有田町ツアーin 東京」、「トークセッション」、「ARITA×FOODコラボで楽しむ器の世界」、「交流タイム」の順に進んでいきます。


※開会式の様子
「有田町ツアーin東京」とは、学生プロジェクトメンバーの皆さんが有田町で撮影した写真を展示して擬似ツアーを行い、参加者に有田町の魅力を伝えるという企画でした。


有田観光協会より貸出いただいた観光ガイドのジャケットを羽織り、泉山磁石場、陶山神社、有田ポーセリンパーク、そしてトンバイ塀のある裏通りを写真とともに詳しく説明していきます。有田町に行ったことがないという方がほとんどだった為、写真やメンバーの方の説明を通し「こんな素敵なところがあるんだ!」という新しい発見に溢れる時間を提供されていました。


有田町ツアーを通し、町の全体像がふんわり掴めたところで、「トークセッション」に移ります。
”有田町という地域と関わり続ける” という点にフォーカスし、登壇者(有田町まちづくり課 青木菜摘氏、有田町インターン経験・有田町出身 金子あさひ氏、よかねARITAプロジェクト学生メンバー中村玲季氏、そして有田観光協会東京都特派員 蒲地陽太朗)のそれぞれの視点で地域の活性化について若者の素直な意見で捉え、意見を交換する時間を過ごしましました。

それぞれの立場や関わり方によって見えてくる有田町は異なるものの、有田町の良さは「人」であるという点は皆共通の認識として持っていました。

ただ、移住や他の地域から人を呼び込むというテーマでは、若者の目線で考えると厳しい意見が出ることもあり、「就職や居住環境の整備に関する不安」や、「既にあるコミュニティにどうすれば仲間に入れるか」など、地方ならではの心配事や心理的障壁をどうすれば緩和できるかなどの議論がされました。

ただ、地方に行ってみたいという願望は都内に住む学生は多く持っており、「地方の受け入れ」と「行きたいと思う気持ち」がどうマッチングできるかが鍵なように感じました。


有田町に関係を持つ「有田人」の話を聞いた後は、参加者の方に客観的に有田町の課題は何か、どう解決すれば良いのかのワークを行う時間となりました。

行ったことがない、見たことがないからこそ、新鮮な発想で次々とグループで議論されるアイディアや話題はとても刺激的でした。


駅前は地域の顔だからこそもっと有田焼を押し出した圧倒される賑わいを作り出せないかといった意見や、若者に対するアプローチとしてSNSでの斬新な発信方法の模索など、様々なアイディアを提案してくださいました。


最後は、「ARITA×FOODコラボで楽しむ器の世界」です。
「有田焼は使ってみてさらに良さがわかるものである。」ということで、実際にプロジェクトの学生さんがセレクトした豆皿に佐賀・有田の銘菓やお菓子を乗せて食べる時間を過ごしました。


普段は洗うのが面倒だからと思い、紙皿や食器を使わないという方でも、有田焼の上になんともない普段のお菓子を乗せるだけで雰囲気が変わる体験を通して、食器の持つ価値や魅力が伝わったのではないかと感じました。
使用した豆皿はプレゼントということもあり、有田焼第一号を手にした皆さんが、使っていてよかったからまた買ってみようと思ってくださると最高です!


今回のイベントは、東京という情報と流行に埋もれてしまいやすい環境の中で、リアルで触れて、見て、聞くという体験を通してオンラインでは得ることのできない有田町・有田焼の魅力と価値を伝えることのできる本当に素晴らしいイベントだったと思います。

このイベントをきっかけに、今後街中で「有田」という文字を見かけた時に、二度見してくださる方が増え、ぜひ行ってみようと友人や家族の手を引いて有田へ来てくださると嬉しいです。

このイベントを企画・運営をして下さった「よかねARITAプロジェクト」の皆さまに心より感謝いたします!


そして、昭和女子大学研究員を勤められている熊澤慎太郎さま、プロジェクト初期の頃より参加されている中村玲季さまと、司会進行を務められた若杉妃菜さま、金尾理奈さまがイベントの感想を書いてくださいましたので、

コチラのページにてご紹介させていただきます。