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東京都特派員ブログ

有田雛のやきものまつりに参加してきました!

2025年02月28日

有田観光協会 at 15:00  | Comments(0)  | 東京都特派員
皆さん、こんにちは!
東京都特派員ブログを読んでくださり、ありがとうございます。
今回は、「第21回有田雛のやきものまつり」に参加してきましたので、その内容を報告させていただきます。

「あかりをつけましょ、ぼんぼりに、おはなをあげましょ、もものはな、ごにんばやしのふえたいこ、きょうはたのしい、ひなまつり」
聞き馴染みのある方が多い、この歌。そうです!そろそろ、「ひな祭り」ですよね!
ひな祭りは、女の子の成長と健康を祈願する行事として定着している日本の古くからの伝統行事ですが、有田町にも2月初旬から3月初旬まで、大小さまざまな色のお雛様が町を彩る「有田雛のやきものまつり」が毎年開催されています。
そこで、今回21回目を迎えたこのお祭りに参加するために、有田町まで行ってきました。

毎年この時期は、2ヶ月後に控える「有田陶器市」に行こうと思い、有田町に行くのを控えていたこともあり、今回初めて参加しました。


まず、観光協会のある「有田館」に入ってすぐ、有田焼の真っ白な白磁の肌に色絵を身にまとった素敵なお雛様がお出迎えしてくれます。


そして、今回はこの時期に実施されている「きものでありたさんぽ」も体験してきました。


事前に電話で予約をして、利用したいプランと日時、身長などをお伝えすると着付けスタッフの方が利用当日に有田館に来てくださるので、好きな着物を選び着付けをしてもらいます。


今回、私はあいにくの雨だった為、雨さんぽとなりました。


私が着物を着てまち歩きした場所は、「皿山通り」、「陶山神社」、「トンバイ塀のある裏通り」等です。
雨でなければ、本当はもう少し遠出したかったのですが、今回は周辺地域を散策しました。

特に皿山通りなどは、伝統的建造物群保存地区に指定されている家屋が数多く立ち並ぶ、歴史的な町並みが広がっているため、着物との相性はとてもよく、ルンルン気分で歩いていました。


途中、私のルンルン気分の姿を見られた海外の観光客の方に、「とても素敵な着物ね!これぞ日本という感じで素敵!」と褒めていただきました。

確かに、着物などの和装は最近ほとんど着る機会がなく、洋服が当たり前となった我々の生活スタイルですが、今回のような機会にこそ和装をぜひ来てみると良いのではないかと感じました。

着物は、「キュッ」と帯を結んでもらうと背筋が伸び、しっかりした気持ちにさせてくれます!


そして、翌日、謎解きイベント「おっしょさんを探せ!謎ときさんぽ」にも参加しました。


この謎解きは、着物でまち歩きをしていた時に「何だろう、これ」と思いながら見ていた貼られていたPOPが実はヒントになっていたため、本当に町全体を散策しながらキーワードを探すスケールの大きな「謎解き」でした。


見事、謎解きをクリアすると有田焼グッズが当たるガチャにチャレンジできます。
この詳細は書きすぎるとネタバレになってしまうかも?と思いますので、皆さま実際に有田町に行って参加してみてください!

有田町はゴールデンウィーク時期に開催される「有田陶器市」だけでなく、四季折々に合わせたイベント・行事・お祭りが盛りだくさんです!

有田雛のやきものまつりは3月9日(日)まで開催中です。
ぜひ、有田町に広がる有田焼で作られたお雛様を、着物を来て見てまわりませんか?
  

有田の魅力伝えちゃうぞin東京 「よかねARITAプロジェクト」の皆さまからのメッセージ

2025年01月07日

有田観光協会 at 16:01  | Comments(0)  | 東京都特派員

有田の魅力伝えちゃうぞin東京 「よかねARITAプロジェクト」の昭和女子大学研究員を勤められている熊澤慎太郎さま、プロジェクト初期の頃より参加されている中村玲季さまと、
司会進行を務められた若杉妃菜さま、金尾理奈さまからイベントの感想をいただきましたので
ご紹介します。

<熊澤慎太郎さま>
昭和女子大学よかねARITAプロジェクトも4年目を迎え、今年度は佐賀県有田町の活性化に関わる学生コミュニティの立ち上げを目指し、
9月の有田町での現地イベントと、11月の東京イベントを開催しました。
地域活性化に関心があっても、どのように関わってよいかわからない、何かにチャレンジしたいがきっかけがないという学生のみなさんが、
有田町の魅力を知り、有田町の課題に対して、思いっきりチャレンジしながら、ご自身の成長に繋げていく、そのような機会を作ることで、
そこに関わる全てのみなさんがご自身の未来を切り拓いていく、そんな場をみなさんとともに育んでいきたいと思います。

<中村玲季さま>
私は今回のイベントに、メンバーとして企画運営に携わることに加え、トークセッションにも参加させていただきました。
「東京で有田町の魅力を発信すること」を目的としたイベント企画にあたって、有田町を全く知らない方にどうしたら楽しんでいただき、私たちが活動で知った有田町の魅力を伝えられるか試行錯誤いたしました。
そこで、有田観光協会の「有田観光まちなかガイド」のガイドの方が着用される黄色いベストを着て写真の前でガイドをしたら楽しそう!と思いつき、
ベストをお貸出しいただき「有田町ツアー」を実施したことで、有田町の魅力を少しでも体感していただけたのではないかと思います。
「行ってみたいと思った」「有田焼だけではない有田町の魅力が伝わった」という声が大変嬉しかったです。
そして、トークセッションでは有田町の魅力を伝えつつ、課題点も挙げることで、地域活性化の観点でも参加者と一緒に考えることができたと感じています。
外から見た有田町・内から見た有田町でも、課題認識やそれに対する考え方が少しずつ異なることに気がつきました。
個人的には、「あなたにとって有田町とは?」という質問に、「故郷」「第2の故郷」と回答が揃ったことが大変印象に残っております。
よかねARITAプロジェクト3年間の活動で、有田町の皆さまに関わらせていただいたり、今回のように蒲地様と関わらせていただいたりするなど、貴重な経験をさせていただけていることに大変感謝しております。
この経験を活かし、プロジェクトや大学卒業後にも有田町に恩返しができるよう努めてまいります!
有田観光協会東京特派員としてのますますのご活躍を祈念しております!

昭和女子大学よかねARITAプロジェクト
国際学科4年中村玲季(なかむら・たまき)


<若杉妃菜さま>
昭和女子大学よかねARITAプロジェクトに参加している、食安全マネジメント学科3年の若杉妃菜(わかすぎ・ひな)です。

私は1年生のときに初めてこのプロジェクトに参加し、有田町を訪れました。
母の実家が福岡だったため有田焼に馴染みはあり、聞いたことはありましたが、訪れるまでは” 有田焼”が有名だな~くらいにしか思っていませんでした。
実際に行ってみると、役場のみなさまをはじめ町全体が温かく、自然も豊かなため歩いていて気持ちの良い素敵な町で都会に戻りたくなくなる!と感じるほどでした。

今回のイベント「有田の魅力伝えちゃうぞin東京」では、東京イベント係として企画・運営を行いました。
今までもプロジェクト活動は行ってきましたが、イベントを一から企画・運営することは初めての経験でした。
今回はよかねARITAプロジェクトとしても初の試みである首都圏の人を対象にしたものだったので、まずは有田町を訪れたこともなく知らない人たちに伝えるには”有田焼”の魅力を伝えようという思いから企画していきました。
私も元々お皿でそんなに見栄えが違うのかなと思っていたのですが、様々な窯元さんの有田焼を見ていると少しずつ味が異なりこのお皿だったらどんな食品を置くのが合うのかな~と考えられるようになりました。
昨今では、片付けが大変だったり値段が張ってしまう点からお皿にこだわらない人も若者を中心に増えているかと思います。
そんな若い人を中心に、まだまだ勉強中ではありますが私の感じた”有田焼”の魅力や食品と一 緒にお皿も選ぶという楽しみを伝えたい!と思い、秋の陶磁器まつりに行き1つ1つ手に取り参加者へのプレゼントの豆皿を選びました。
選びながらも有田焼を彷彿とさせるお皿や真っ白のお皿、果物が描いてあるものなどたくさんあり本当に迷ってしまい、改めて有田焼の多様さ、奥深さを感じました。
イベント第3部で有田町のお菓子とともに豆皿を選んでもらうと、「有田焼は青色のイメージがあったから真っ白のものがあり気になった。かわいい!」などの参加者からの感想を聞くことが出来、 少しでも有田焼の魅力が伝わり、身近になれば嬉しいなと思いました。
また、第1,2部のトークセッションとワークショップでは、有田町について視点の異なる登壇者の方をお招きしそれぞれの思う有田町についてお話していただきました。その話をもとにワークショップでは有田町をPRするためにどうしたらよいか、就職したいと思う町にするためにはというテーマで意見だしをしてもらいました。
もちろん実際に足を運んでこそ、有田町の温かさが身をもって実感できると思いますが、都内にいながらも少しでも有田町へ関心を向けてもらえたらと思っています。
今回のイベントでの反省点は生かしつつ、今後も少しでも都内にいながら有田町に貢献できるよう、精一杯活動してまいります。 そして、また必ず有田町を訪れパワーチャージをしてこようと思います!

<金尾理奈さま>
よかねARITAプロジェクト2年目の金尾理奈(かなお・りな)です。
今回の東京イベント「有田の魅力伝えちゃうぞin東京」では司会を担当しました。
イベントの司会をやること自体が初めてだったので緊張しましたが、イベントの目的でもある、有田町の魅力をたっぷり伝えたいという想いをもって進行することが出来たと思っています。
イベントの内容は、有田町のツアーから始まり、登壇者様のトークセッション、有田町について考えるワークショップ、さらに有田焼を実際に手に取って触れる体験と盛りだくさんでした。
この構成になったのは、私たちプロジェクトメンバーが実際に有田町に行った際に感じた魅力を東京の学生の視点で伝えようとなったからです。
2時間半のイベントの中でどのような流れだったら参加者に魅力を伝えられるのか、チームメンバーと打ち合わせを何度も行い、最終的にこの内容になりました。
イベント参加後に参加者に実施したアンケート結果では、「有田町に実際に行ってみたい」や「有田焼だけではなく、歴史的・文化的に豊かな町だと知ることができた」などの声をいただき、イベントの目的を果たせてほっとしています。
一方で今回のイベントでの反省も多くあるので今後の活動に生かしていきたいと考えています。

最後に、今回のイベントでは東京近郊の学生をターゲットにしていましたが、将来的には日本全国、津々浦々に有田町の魅力を伝えていけたらと思っています。

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「よかねARITAプロジェクト」の皆さまありがとうございました!




  

有田の魅力伝えちゃうぞin東京

2025年01月07日

有田観光協会 at 16:00  | Comments(0)  | 東京都特派員
あけましておめでとうございます!
今年もよろしくお願いいたします。

東京都特派員ブログを読んでくださり、ありがとうございます。
今回は、昭和女子大学よかねARITAプロジェクトの皆さまが企画・運営された「有田の魅力伝えちゃうぞin東京」に登壇者として参加させていただいた為、その報告をさせていただきます。



まず、昭和女子大学よかねARITAプロジェクトとは、佐賀県有田町と協働し、佐賀県有田町の伝統工芸品「有田焼」の魅力を発信し、地方活性化のための課題の発見、解決を目指し活動されている学生で構成されたプロジェクトです。

よかねARITAプロジェクトは、2021年6月にスタートされ、3年以上も活動されています。
このプロジェクトはゼミや授業とは異なり単位が大学からでるようなものではなく、佐賀県有田町に関わりたいと思った学生が学部の枠を超えて集結し、
「本気で有田町と向き合う」熱い思いを持ったメンバーがそれぞれの視点で有田町・有田焼の現状に向き合っています。

私がよかねARITAプロジェクトの皆さまと交流させていただくことができたきっかけは、先日このブログでもご紹介した南青山で開催された「ジバニイキル」でした。
ジバニイキルにて、偶然学生メンバーの皆さんと、研究員を務められている熊澤さまにお会いし、プロジェクトの活動や参加のきっかけなどを伺い、私も現在有田町で活動していることなどをお伝えし、交流させていただいたことがきっかけでご縁をいただくことができました。

その後、プロジェクトとして「有田の魅力を東京で若者に伝える」イベントを開催するにあたり、若者として有田町の活動をしている身として私にも声をかけていただき、参加させていただくこととなりました。


2024年11月30日、イベント当日です。
昭和女子大学の通っている学生や留学生など、基本的に学生が20人ほどイベントに来てくださいました。
イベントの構成は、まず「有田町ツアーin 東京」、「トークセッション」、「ARITA×FOODコラボで楽しむ器の世界」、「交流タイム」の順に進んでいきます。


※開会式の様子
「有田町ツアーin東京」とは、学生プロジェクトメンバーの皆さんが有田町で撮影した写真を展示して擬似ツアーを行い、参加者に有田町の魅力を伝えるという企画でした。


有田観光協会より貸出いただいた観光ガイドのジャケットを羽織り、泉山磁石場、陶山神社、有田ポーセリンパーク、そしてトンバイ塀のある裏通りを写真とともに詳しく説明していきます。有田町に行ったことがないという方がほとんどだった為、写真やメンバーの方の説明を通し「こんな素敵なところがあるんだ!」という新しい発見に溢れる時間を提供されていました。


有田町ツアーを通し、町の全体像がふんわり掴めたところで、「トークセッション」に移ります。
”有田町という地域と関わり続ける” という点にフォーカスし、登壇者(有田町まちづくり課 青木菜摘氏、有田町インターン経験・有田町出身 金子あさひ氏、よかねARITAプロジェクト学生メンバー中村玲季氏、そして有田観光協会東京都特派員 蒲地陽太朗)のそれぞれの視点で地域の活性化について若者の素直な意見で捉え、意見を交換する時間を過ごしましました。

それぞれの立場や関わり方によって見えてくる有田町は異なるものの、有田町の良さは「人」であるという点は皆共通の認識として持っていました。

ただ、移住や他の地域から人を呼び込むというテーマでは、若者の目線で考えると厳しい意見が出ることもあり、「就職や居住環境の整備に関する不安」や、「既にあるコミュニティにどうすれば仲間に入れるか」など、地方ならではの心配事や心理的障壁をどうすれば緩和できるかなどの議論がされました。

ただ、地方に行ってみたいという願望は都内に住む学生は多く持っており、「地方の受け入れ」と「行きたいと思う気持ち」がどうマッチングできるかが鍵なように感じました。


有田町に関係を持つ「有田人」の話を聞いた後は、参加者の方に客観的に有田町の課題は何か、どう解決すれば良いのかのワークを行う時間となりました。

行ったことがない、見たことがないからこそ、新鮮な発想で次々とグループで議論されるアイディアや話題はとても刺激的でした。


駅前は地域の顔だからこそもっと有田焼を押し出した圧倒される賑わいを作り出せないかといった意見や、若者に対するアプローチとしてSNSでの斬新な発信方法の模索など、様々なアイディアを提案してくださいました。


最後は、「ARITA×FOODコラボで楽しむ器の世界」です。
「有田焼は使ってみてさらに良さがわかるものである。」ということで、実際にプロジェクトの学生さんがセレクトした豆皿に佐賀・有田の銘菓やお菓子を乗せて食べる時間を過ごしました。


普段は洗うのが面倒だからと思い、紙皿や食器を使わないという方でも、有田焼の上になんともない普段のお菓子を乗せるだけで雰囲気が変わる体験を通して、食器の持つ価値や魅力が伝わったのではないかと感じました。
使用した豆皿はプレゼントということもあり、有田焼第一号を手にした皆さんが、使っていてよかったからまた買ってみようと思ってくださると最高です!


今回のイベントは、東京という情報と流行に埋もれてしまいやすい環境の中で、リアルで触れて、見て、聞くという体験を通してオンラインでは得ることのできない有田町・有田焼の魅力と価値を伝えることのできる本当に素晴らしいイベントだったと思います。

このイベントをきっかけに、今後街中で「有田」という文字を見かけた時に、二度見してくださる方が増え、ぜひ行ってみようと友人や家族の手を引いて有田へ来てくださると嬉しいです。

このイベントを企画・運営をして下さった「よかねARITAプロジェクト」の皆さまに心より感謝いたします!


そして、昭和女子大学研究員を勤められている熊澤慎太郎さま、プロジェクト初期の頃より参加されている中村玲季さまと、司会進行を務められた若杉妃菜さま、金尾理奈さまがイベントの感想を書いてくださいましたので、

コチラのページにてご紹介させていただきます。
  

「東京蚤の市」に行ってきました!

2024年11月08日

有田観光協会 at 14:00  | Comments(0)  | 東京都特派員

東京都特派員ブログを読んでくださり、ありがとうございます!
今回は、「お買い物と体験とライブが融合した一大フェスティバル!」である、東京蚤の市に初めて行ってきましたので、そのレポートです!

蚤の市とは、古着やアンティークな雑貨などが一同に出店される、いわゆるフリーマーケットです。
この歴史は、ヨーロッパに古く伝わっているとされており、19世紀よりパリで続いている蚤の市が世界的に有名で、モットーは「古い物を大切にし新しい担い手へとバトンを渡していく」であり、時を超えて長く愛される品物が集っています。
「宝島」とも言われていてアンティークな一点物や普段はお目にかかれないアイテムを見つけられるイベントです。


東京蚤の市は、11月1日〜3日まで東京の立川にある国営昭和記念公園で開催されていました。
国営昭和記念公園は、東京都立川市・昭島市にまたがる国営公園のことで、面積が180haもあることから、一周するのに1時間かかる非常に大きな公園です。

初日にお邪魔したのですが、来場されている方が非常に多く、アンティークな家具やアクセサリー、絵本や雑貨など、その場でしか巡り合うことのできない一つ一つの商品に真剣な眼差しで皆さま向き合っておられました。


お店のジャンルは、非常に幅が広く、「東京北欧市」「東京アジアンタウン」「花マルシェ」「布博」「東京おやつ通り」などテーマもさまざまです。


そして、有田からは5回目の出店となる「KIHARA」さんも参加されており、多くの方が手にとって、自分に合うコップやお皿を探していました。



私も、最近欲しいと思っていた素敵な箸置きに出会い、購入させていただきました。

他にも出店されている方の中で、だいぶ昔に販売されていたであろう香蘭社のティーカップや、戦前に作られた他産地の食器が数多くあり、まさに宝の山のようでした。そして、家具なども販売されていることからも、家族で訪れている方が多く、「家のどこに置く?」や「これは色がソファーに合いそうだよね!」など、購入後のシミュレーションをされており、そのような会話が飛び交っていることもまたこのイベントの素敵なところだなと感じていました。


また、会場がとても広く、テントによって出店されていることからも、自分が今どこにいて、どのお店に行ったのかがわからなくなり、迷子になってしまうほど。
子どもが遊べるスペースや飲食の出店があることからも、一日中いても回りきれない、非常に充実感のあるイベントになっていました!


今回、東京蚤の市に行ってきましたが、蚤の市は5月と11月の年に2回開催され、東京と関西で開かれているそうです!
来年も自分の好きと出会う可能性を秘めた蚤の市にお邪魔したいと思います!
  

有田焼の魅力とものづくりを伝える展示・体験・対話イベント「ジバニイキル」に参加してきました。

2024年09月26日

有田観光協会 at 14:00  | Comments(0)  | 東京都特派員
記事をご覧いただき、ありがとうございます!
今回は、東京の南青山で開催されていた「ジバニイキル」に行ってきました。
その内容を紹介させていただきます。


9月19日から21日にかけて南青山で「有田焼の魅力とものづくりを伝える展示・体験・対話イベント」が開催されていました。


そこでは、有田焼を手に取ってみることができるポップアップのような環境に加え、有田焼と美濃焼の職人の方々が意見を交わす「伝トーク」の収録もされており、開催中の三日間は非常に活気に溢れる空間が広がっていました。


私は、開催2日目の伝トークの収録にあわせてお邪魔したのですが、到着時にも多くの方が来場されており、準備されていた観覧用の席も満席の状態でした。

伝トークの中では、美濃焼を代表する商社、窯元のお二人と、有田からは藤巻製陶の藤本浩輔氏、KIHARAの木原太朗氏のお二人が登壇されていました。議論のテーマとしては、両産地の特徴や違い、共通点をはじめ、20年後の未来の姿について皆さんが考え、感じられていることを真っ直ぐにお話されていました。


特に、今回のテーマでもある「ジバニイキル」の由来となった伝トーク場所前第一回で九州陶磁文化館の鈴田由紀夫館長のお話は、深く考えさせられるものでした。

 

具体的には、有田焼産業が年々「地場から離れ」、「地場を越える」現状になっている今こそ、「地場に生きる」ことの可能性を捉え直す必要があるという視点でのお話は、より「地場」を見つめ直す重要性を感じるものでした。

11月頃に有田ケーブルテレビ、Web媒体などの各種メディアにて公開されるとのことです。
皆さまぜひご覧ください!


そして、伝トークの収録会場の2階では、ポップアップも開催されていました。


伊万里・有田焼窯元の若手経営者および後継者13社(名)によるチーム「NEXTRAD」(ネクストラッド)をはじめ、有田焼のショッピングモール「アリタセラ」を運営する有田焼卸団地協同組合 青年部の5社、
日本の食文化における「箸置き」の意義を見直し、日々の食卓で箸置きを使うことによる丁寧な暮らしを提案する「肥前・有田 箸置きプロジェクト」の皆さまが参加されており、贅沢な空間となっていました。

 
お話を伺っていると、参加された窯元と商社が一同に出店することが今まで無かったとのことで、今回が初となり、普段は見ることができない夢のコラボが実現されていました。


その後、レセプションパーティにも参加させていただき、来場されていた多くの方とお話をすることができ、非常に刺激に溢れ勉強になることばかりの時間となりました。

今後も東京を中心に開催されているポップアップやイベントを取材した内容を随時掲載してまいります!

ご覧いただき、ありがとうございました。  

金継ぎ体験に行ってきました。

2024年08月20日

有田観光協会 at 16:00  | Comments(0)  | 東京都特派員
東京都特派員ブログ

皆さま。ご無沙汰しております。
東京都特派員の蒲地陽太朗です。
今回は、都内でできる「金継ぎ体験」に行ってきましたので、その報告をさせていただきます!



1日で金継ぎ体験ができる「金継ぎ暮らし」さんにお邪魔しました。「金継ぎ暮らし」さんは、都内4店舗で教室を運営されており、今回はその中でも六本木ヒルズ内で開催されていた教室で体験してきました。

「金継ぎ暮らし」さんのモットーとして、「大切な器は直して使う」というものがあります。
時代を超えて受け継いできた食器や自分が大切にしている器を修復して、また使うことの大切さを広めるために、この活動をされているそうです。

その中で、今回は金継ぎ暮らしを運営されている団体の代表も務められている萩原裕大さまにご指導いただき、持参した食器を金継ぎを通して修復する作業を体験することができました。

まず、教室が始まる前に、器の欠けや割れの状況をみていただき、修復が可能かどうかの判断やどのような手法で金継ぎしていくかについてアドバイスをいただきます。

その後、教室が始まり、金継ぎの歴史や希少性、そして現在衰退しつつある産業の現状を萩原さまより教えていただきました。
特に印象に残っているのがうるしの原料になる成分を採取するにあたり一本の木を長い期間かけて育て、取れる量が本当に僅かであるということでした。
そして、日本でも現在は採取することが難しくなっており、海外のものを利用されていることが多いことも驚きでした。

萩原さまから色々と金継ぎに関わるお話を伺ったあと、いよいよ実際に金継ぎ体験に入ります。

今回は1日体験の「簡易金継ぎ」を体験しました。
通常は簡易金継ぎしたものは使用する道具によっては観賞用としてしか使えませんが
「金継ぎ暮らし」さんでは全ての道具が食品衛生基準法をクリアしているとのことで、金継ぎ後も食器として使用できるそうです。
詳しくはコチラ→https://kintsugikurashi.co.jp/howto/workshop/


特殊な接着剤を用いて、大きく割れた部分をくっつけていきます。


金継ぎ暮らしさんが独自に開発され、漆に近い成分によってできている合成うるしを使い、筆を使って金粉をつけていきます。


割れではなく、欠けの場合はエポキシパテという粘土素材のものを欠けた部分に補い、接着させた上で合成うるしを塗っていきます。

実際に漆を使って金継ぎを行った場合、手のかぶれなどの炎症反応が起きてしまうことや、作業を行った後に時間をおかなくてはいけないということから長期間になってしまうのですが、
1日体験の場合は合成であるため手の荒れの心配もなく、その日のうちに持ち帰ることができるので、ぜひ興味のある方は、一日金継ぎから体験されることをおすすめします!

今回の体験を通して、自分の好きで愛用している食器がもし割れてしまったり欠けてしまった時に、処分するのではなく、「直して使う」こともできるのだという新たな選択肢に触れることができました。


金継ぎのもととなるうるしは非常に貴重で日本でもなかなか採取することができず、年々衰退にあるという現状を目の当たりにし、「食器を作り、使ってもらい、直して次世代に繋いでいく」という流れをより多くの人に知ってもらう機会の重要性を感じました。

体験金継ぎなどで、焼き物を作り・提供している産地でその後のケアも行える機会を確保できると、長く世代を超えて大切に器が受け継がれていく社会ができるな、と実感する機会になりました。

ぜひ、皆さんもお気に入りの食器だけど欠けや割れが気になって使えないと食器棚にしまっているものを取り出して、金継ぎの体験に行かれてはいかがでしょうか?(※一般的に簡易金継ぎは観賞用で、食器として使えない場合もあるので体験の際は要チェックです。)

10日間、完全にうるしがつくのを待ってから、開封した食器がこちらです。





今回取材させていただいた企業さま
「金継ぎ暮らし」の株式会社八意さま
https://kintsugikurashi.co.jp/  

渓山窯フェアに行ってきました

2024年06月10日

有田観光協会 at 11:58  | Comments(0)  | 東京都特派員
東京都特派員ブログ

特派員ブログをご覧いただき、ありがとうございます!
今回は、渓山窯さんが新宿伊勢丹で「渓山窯フェア」を開催されていたので、取材に行って来ました。
その内容をお伝えいたします。



渓山窯フェアは、昭和32年より有田町でやきものを作り続けられている渓山窯さんが、5月29日から6月11日まで新宿伊勢丹で開催されている夏の巡回展です。
伊勢丹本館5階の和食器売り場に着くと、色とりどりの素敵な有田焼の数々が来る人をお出迎えしてくれます。

私が滞在していた30分ほどの間にも、多くの方が有田焼の美しさに思わず足を止めて、じっくり眺めていました。


通常の催事の場合、期間が1週間ほどであるのに対して、渓山窯さんは2週間という長い期間出店されることから、多くの方との出会いや再会があり、日々楽しい時間を過ごしていると、会長の篠原康年さんにお話を伺うことができました。




今回、フェアに到着時、海外から旅行でいらしていた方々の対応を篠原さんがされており、有田焼の特徴や魅力をお伝えしていました。篠原さんのお話をもとに旅行客の方も多数の食器を手に取って悩まれていました。

対応後、篠原さんにお話を伺うと、決して中国語ができる訳ではないが、「言語の壁」を超えて魅力が伝わったと教えてくださり、やきものという五感を使って楽しむものだからこそ、言語の枠を超えた繋がりが生まれている姿に、感銘を受けました。
ライフスタイルの変化によって、使われる食器の形は変わってきているが、中国などの食文化が近しい国からの旅行客の方々にとっては、有田焼の魅力に惹かれ、購入されているというお話も伺うことができました。


そして最後に、「コロナ禍以前との比較」についてご質問したところ、確かに海外の旅行客はコロナ禍は少なくなったが、その分自分たちの食器を昔から使ってくださる方々の支援が変わらずあったからこそ、
大きな影響がなく催事が続けられているというお話があり、国内外を問わず、有田焼を通して食の豊かさを提供されている渓山窯さんの魅力を改めて感じることができました。


また、帰り際に、ふと目に入った素敵な食器があり、一目惚れして購入してきました。

6月11日まで開催されておりますので、ぜひ皆さまも渓山窯さんの有田焼との素敵な出会いを探しに行ってみてはいかがでしょうか?
  

⼩説と有⽥焼(古伊万⾥)

2024年05月09日

有田観光協会 at 13:00  | Comments(0)  | 東京都特派員
ご無沙汰しております!
東京都特派員ブログを読んでくださり、ありがとうございます!
読んで下さっている皆さまは、どんな4⽉を迎えられたでしょうか。

私は、⼤学2年⽣となり、キャンパスの桜を⾒るのが2回⽬となりました。
あの時、緊張して肩に⼒が⼊っていた⾃分が懐かしくもあるとともに、ほんと1週間前な気がしてならない、あっという間の⼀年だったなぁと振り返っていました。

さて、今回の記事では、「⼩説と有⽥焼(古伊万⾥)」について書きたいと思います!
最近、⾃分の中で読書ブームが到来しており、特に春休み中は好きな作家さんの本を
読み集める⽇々を過ごしていました。

そこで、先⽇読んでいた⼩説に、「古伊万⾥」の記載があったのです!
⼩説のタイトルは、「ルンルンを買っておうちに帰ろう」で、作家林真理⼦さんのベストセラー作品です。
実際に本⽂中には、「⾷事中をしているシーンだったりすると、⼥の⽅が得意そうに、コレクションしている古伊万⾥の⾷器が必ず出てくるのもおぞましい。」と出ていました。

この表現には、若⼲林真理⼦さんらしい「⽪⾁」が詰まっていますが、当時古伊万⾥をコレクションするということは輝かしい⼥性を代表し、そこに憧れを抱く⼀⼈の⼥性(林真理⼦さん)の感情が表現されているように感じました。

また、この作品が発売されたのが、1982年だったので、まさにバブルを迎える前であり、豊かさの有田焼は象徴でもあったのだと読み取りました。

このような時代に対し、現在は⾷器の多様化に伴い、豊かさを象徴するものが変わってきているとも感じます。
例えば、「⾃分時間を保つこと」が豊かさであったり、「家族との時間を過ごすこと」が豊かさであったり。

有田焼の絵柄も多様化し、時代の流れと共に変わってきています。

1980年代頃に販売されていた代表的な有⽥焼



2020年代に販売されている有⽥焼のひとつ


その時、その時の流⾏や時代にあったやきものを提案し続けてきた有⽥焼産業だからこそ、⻑く愛され続けてきたのではないでしょうか。

ぜひ、有⽥焼400年の歴史をやきものの絵柄や特徴を踏まえて、変化の過程も楽しんでみてください!  

有田焼を世代を超えて受け継ぐこと

2024年02月28日

有田観光協会 at 15:30  | Comments(0)  | 東京都特派員
引っ越しの準備を行う中で、自分の所有物の「残すもの」と「処分するもの」の仕分けを行っていた。
その時、1番の悩み事が有田焼であった。

なぜなら、引っ越し先の容量の関係で全てを持っていくことが叶わないからだ。
ただ、愛着のあるものや一目惚れして購入したものの一度も使っていないものを捨てる勇気も覚悟もなく、この心のモヤモヤを解決してくれる方法がないかと考えた。


私の住んでいる世田谷区では、行政が食器等の回収を行い、その後の利活用方法まで一緒に考えて意向に沿うようにしてくれるという制度があることを知り、
「一度も使っていない、また大切に使用してきた有田焼を寄付したいのですが…」と、電話してみることにした。

結果は、
「ぜひ!お受け取りします!そして、この後、どう活用してもらうかも一緒に考えましょう!」
と言われ、役所の出張所に持ち込む事に。

とても綺麗な状態の食器であると言っていただき、この後の活用方法について色々と提案していただいた。

その時、私から「有田焼の魅力を若い世代に伝える活動をしていることもあり、子どもたちに使ってもらいたいです!」とお伝えしたところ、
地域の子ども食堂で利用してもらうことはどうかとの提案があり、是非、お願いしたいと伝え、有田焼をお渡しした。

自分が今まで大切に使ってきたものや一度も使わず保管してきたものを世代を超えてバトンタッチすることができたことに嬉しい気持ちで一杯になった。

少しでも多くの子どもたちが有田焼での食事を体験し、有田焼の魅力や美しさを知ってもらえれば、と思っている。
  

是非訪れてほしい有田町のおすすめスポット

2024年02月07日

有田観光協会 at 10:00  | Comments(0)  | 東京都特派員
2024年、今年もよろしくお願いいたします。

まず初めに、2024年1月1日に発生した能登半島地震で被害に遭われた多くの方々に、心よりお見舞い申し上げます。
被災地の1日も早い復興と日常生活が戻りますことをこころより願っております。


1月6日、世界を代表する経済紙である「ウォール・ストリート・ジャーナル」で「2024年の行くべき場所ベスト10」が発表され、九州が日本で唯一選定されました!

その中で、有田町の陶山神社も紹介されており、今後より多くの方が来訪されることが予想されています。
そして、佐賀県としてもSAGA2024国スポの開催を控えていることもあり、より日本・世界から注目を浴びる一年になること間違いなしです。

今後有田町への来訪を考えている方に向けて、私が思う有田町のおすすめスポットをいくつかご紹介したいと思います。



まず、最初に行っていただきたいのは、泉山磁石場です!
ここは、有田焼の400年の歴史と原点を感じられる場所となっており、有田旅をスタートさせるには、ここからがおすすめです!


続いては、内山地区の通りです!(写真は有田陶器市の期間中のもの)
有田焼を販売する商社や窯元の歴史的な建物が数百メートルにも渡って並んでおり、この道を歩くと時代をタイムスリップしたような気分になるとともに、
ふらっと立ち寄ったお店で素敵な焼き物との出会いがあるかもしれません!



この内山地区の通りを有田駅方面へ下っていく途中に、今回のウォール・ストリート・ジャーナルでも紹介されていた陶山神社があります。
ここは、有田町を長い間見守って下さっている大切な神社です。
本殿の前には磁器製の鳥居があり、境内の中には有田焼の灯篭や水がめ、狛犬もあります。

さらに神社後方の山の山頂には陶祖李参平を祀る碑があります。


また、境内の中に踏み切りがある神社で、タイミングが良ければ鳥居のすぐそばを走る電車を見る事ができる、珍しいスポットです。


最後は、アリタセラです!有田焼を販売している商社が約20,000坪の敷地の中に22軒立ち並んでおり、様々なスタイルの有田焼を一度に楽しむことができます。
先月の12月2日〜25日まで実施されていた「アリタ・マシュマロ・クリスマス & フィンランドフェア」のようなイベントも数多く開催されているため、行かれる時にはぜひチェックしてみてください!

まだまだご紹介したい場所・お店は数多くありますが、これ以降はぜひ来訪された際に、ゆっくりと歴史的な街並みを歩きながら、「まちとやきもの」の一期一会の出会いを楽しんでください!