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東京都特派員ブログ

有田焼を世代を超えて受け継ぐこと

2024年02月28日

有田観光協会 at 15:30  | Comments(0)  | 東京都特派員
引っ越しの準備を行う中で、自分の所有物の「残すもの」と「処分するもの」の仕分けを行っていた。
その時、1番の悩み事が有田焼であった。

なぜなら、引っ越し先の容量の関係で全てを持っていくことが叶わないからだ。
ただ、愛着のあるものや一目惚れして購入したものの一度も使っていないものを捨てる勇気も覚悟もなく、この心のモヤモヤを解決してくれる方法がないかと考えた。


私の住んでいる世田谷区では、行政が食器等の回収を行い、その後の利活用方法まで一緒に考えて意向に沿うようにしてくれるという制度があることを知り、
「一度も使っていない、また大切に使用してきた有田焼を寄付したいのですが…」と、電話してみることにした。

結果は、
「ぜひ!お受け取りします!そして、この後、どう活用してもらうかも一緒に考えましょう!」
と言われ、役所の出張所に持ち込む事に。

とても綺麗な状態の食器であると言っていただき、この後の活用方法について色々と提案していただいた。

その時、私から「有田焼の魅力を若い世代に伝える活動をしていることもあり、子どもたちに使ってもらいたいです!」とお伝えしたところ、
地域の子ども食堂で利用してもらうことはどうかとの提案があり、是非、お願いしたいと伝え、有田焼をお渡しした。

自分が今まで大切に使ってきたものや一度も使わず保管してきたものを世代を超えてバトンタッチすることができたことに嬉しい気持ちで一杯になった。

少しでも多くの子どもたちが有田焼での食事を体験し、有田焼の魅力や美しさを知ってもらえれば、と思っている。
  

是非訪れてほしい有田町のおすすめスポット

2024年02月07日

有田観光協会 at 10:00  | Comments(0)  | 東京都特派員
2024年、今年もよろしくお願いいたします。

まず初めに、2024年1月1日に発生した能登半島地震で被害に遭われた多くの方々に、心よりお見舞い申し上げます。
被災地の1日も早い復興と日常生活が戻りますことをこころより願っております。


1月6日、世界を代表する経済紙である「ウォール・ストリート・ジャーナル」で「2024年の行くべき場所ベスト10」が発表され、九州が日本で唯一選定されました!

その中で、有田町の陶山神社も紹介されており、今後より多くの方が来訪されることが予想されています。
そして、佐賀県としてもSAGA2024国スポの開催を控えていることもあり、より日本・世界から注目を浴びる一年になること間違いなしです。

今後有田町への来訪を考えている方に向けて、私が思う有田町のおすすめスポットをいくつかご紹介したいと思います。



まず、最初に行っていただきたいのは、泉山磁石場です!
ここは、有田焼の400年の歴史と原点を感じられる場所となっており、有田旅をスタートさせるには、ここからがおすすめです!


続いては、内山地区の通りです!(写真は有田陶器市の期間中のもの)
有田焼を販売する商社や窯元の歴史的な建物が数百メートルにも渡って並んでおり、この道を歩くと時代をタイムスリップしたような気分になるとともに、
ふらっと立ち寄ったお店で素敵な焼き物との出会いがあるかもしれません!



この内山地区の通りを有田駅方面へ下っていく途中に、今回のウォール・ストリート・ジャーナルでも紹介されていた陶山神社があります。
ここは、有田町を長い間見守って下さっている大切な神社です。
本殿の前には磁器製の鳥居があり、境内の中には有田焼の灯篭や水がめ、狛犬もあります。

さらに神社後方の山の山頂には陶祖李参平を祀る碑があります。


また、境内の中に踏み切りがある神社で、タイミングが良ければ鳥居のすぐそばを走る電車を見る事ができる、珍しいスポットです。


最後は、アリタセラです!有田焼を販売している商社が約20,000坪の敷地の中に22軒立ち並んでおり、様々なスタイルの有田焼を一度に楽しむことができます。
先月の12月2日〜25日まで実施されていた「アリタ・マシュマロ・クリスマス & フィンランドフェア」のようなイベントも数多く開催されているため、行かれる時にはぜひチェックしてみてください!

まだまだご紹介したい場所・お店は数多くありますが、これ以降はぜひ来訪された際に、ゆっくりと歴史的な街並みを歩きながら、「まちとやきもの」の一期一会の出会いを楽しんでください!
  

伝トークに参加させて頂きました!!(後編)

2023年12月02日

有田観光協会 at 10:00  | Comments(0)  | 東京都特派員
今回の記事は、前回の「伝トークに参加させて頂きました!!」の後編(総まとめ)となっております!
文章が長く続いてしまっておりますが、最後までお付き合いくださると嬉しいです。


(※伝トークより引用)

今回参加させて頂いた中で、有田焼がより好きになったと同時に、「有田焼らしさ」を自分なりに考える旅が裏テーマとして始まりました。
この抽象的な概念を言葉にすることは難しいけれど、挑戦してみることにしました。

このきっかけは、伝トークの参加者・関係者の方々と顔合わせたをした際、最初に投げかけられた質問がこのテーマであり、それ以降、様々な方の話を聞く中で、常に「有田焼らしさ」を考えるようにうなっていたからです。

色々と考えている中で、頭を悩ませているのは「ブランド」という言葉の曖昧さであることに気づきました。
なぜなら、私たちは頻繁に「ブランド」という言葉を使用しますが、それが海外の高級アパレルショップや革製品の有名店を指すのか、それとも「高品質、高性能」の代名詞として機能しているのか、人によってその意味合いが異なるからです。

この違いを理解するために、ブランドの歴史に迫ることにしました。
小学生時代に愛用していた辞書を引っ張り出し見てみると、そこには「銘柄・商標」としか記されていませんでした。

更に理解を深めるべく、Googleで検索してみたところ、「ブランドは元々、牧場の所有者が自らの家畜に焼印を施し、他の家畜と区別するために行われた行為を表す北欧の言葉に由来している」という歴史的背景にたどり着きました。

言い換えれば、同じような商品を見分けるために製造元が付属物として用いていた商標やマーク、タグ、デザインが、ブランドと呼ばれるようになったということです。

有田焼は、多岐にわたる生産者の存在と、それによって生まれる多様性を活かし、世界を魅了する焼きものの一大ブランドとして栄えてきました。
言い換えれば、「有田焼=これ!」といった明確なマークやデザインが存在するわけではなく、むしろその多様性を受け入れ、ともに発展し合う産地としての特徴が、有田焼の本質(つまり有田焼らしさ)を形成していると考えるようになりました。

そして、伝トークの参加者の方とお話した、愛媛県今治市に関する話題も「らしさ」を考える上で非常に勉強になりました。

今治タオルで人気を博している今治は、ブランド価値を「見える化」し、今までの考えを一新させる新しい仕組みを導入したのです。
それは、数多くの厳しい基準をクリアした最高級のタオルだけが、「今治タオル」として名乗ることができるというものでした。こうした厳格な基準を設けたからこそ、今治タオルはブランドとしての価値を維持し、信頼を得ているのだと思います。

これらの話を聞いた後、「有田焼らしさ」が少しだけ理解できたような気がしました。
今回の伝トークに参加した3人の中でも有田焼に対して抱く感情や思いが異なるように、手に取る人や生産者の思いによって有田焼の姿が変わる。
これこそが、有田焼らしさであり、今後もこの有田焼らしいブランドのあり方を維持していくのだと感じます。
産地の至る所で魅力ある焼きものづくりが続いていくことを願っております。

皆さまは、「有田焼」らしさについてどういう印象をお持ちでしょうか??
教えていただけると嬉しいです!!

「伝トーク!!」のWebサイトはコチラ  

伝トークに参加させて頂きました‼

2023年10月13日

有田観光協会 at 14:00  | Comments(0)  | 東京都特派員
「今年の夏の思い出は、これで決まりだ。」
例年に比べて暑い日が続いた8月の有田町に、私は飛行機と電車を乗り継ぎ、東京から向かった。初めての一人旅ということから沸々と感じる緊張と一週間も有田町で過ごすのだという胸の昂りを感じていた。なぜ、有田に一人で向かっているのか。それは、とある企画に参加することが決まっていたからだ。
その名も、「レジ伝ス」。8月24日〜30日までの一週間有田町に滞在し、平日の昼間は職場体験をさせて頂き、旅の最終日に一週間を通して感じたことを「伝トーク‼」というトーク番組で発表するというものである。




今回で4回目を迎えた「伝トーク!!」は、有田焼業界に携わり、有田焼の発展に尽力されている方々を中心に取り上げられてきた。
ただ、今回は「外から見た有田焼」をテーマに設定し、有田町に住んでいないが、焼き物産業に興味関心のある方々を募集していたのだった。私も、そこに勇気を持って応募してみた。

企画が開始される2ヶ月ほど前から、商工会議所をはじめとする多くの方々によって、飛行機の準備やスケジュールなどを入念に設定して頂き、出発の日を迎えることができた。

有田に到着後、私を含む3人(社会人の方と大学院生の方)で、泉山磁石場や大公孫樹や陶山神社など有田の名所を見て回った。




そして、翌日より職場体験が始まった。私は香蘭社さんの赤坂工場にお世話になり、多くのことを見て・聞いて・体験させて頂き、非常に勉強になった。

社員の皆さまと休み時間にした「ちょっとした会話」もとても楽しく、今でもあの時に感じたあたたかい空気を鮮明に覚えている。



一週間を通して、焼き物ができるすべての工程を経験させていただいた。
「素焼きの状態のものを板に乗せる作業・検品作業・釉薬掛け・下絵付け・上絵付け・転写・焼きあがったものを仕分けする作業」すべてである。

本当に社員の皆様お一人お一人が、自分たちの作った焼き物に対して、関わった焼き物に対して、責任と誇りを持って世に送り出されている姿を見て、本当にプロフェッショナルな職業だと実感した。


まだまだ、書き足りないことが多く、次回も続編としてお伝えします!
ぜひ、読んでいただけると幸いです。

今回の記事でお伝えしたことは、現在放送されております「伝トーク」でも話しております。より深く言及している部分もありますので、ぜひYouTubeでもご覧ください!

「伝トーク!!」のWebサイトはコチラ
  

東京モノレールに有田町の車内広告が!

2023年09月16日

有田観光協会 at 10:00  | Comments(0)  | 東京都特派員
皆さま、こんにちは!
東京都特派員です。
今回は、「東京モノレール」の車内に期間限定(2024年5月)で有田町の車内広告が掲載されていると知り、見に行ってきました!


東京モノレールは、浜松町駅から羽田空港の第二ターミナルまでを結ぶ、全駅数11駅のモノレールとなっています。

今回、私は東京タワーのてっぺんが見える浜松町駅から乗車し、有田の車内広告を探すこととしました。


浜松町駅の改札通過後に感じたことは、羽田空港までを結ぶモノレールと言うこともあり、まるで空港のように日本全国の魅力的なポスター広告が至る所に掲載されておりました。その為、モノレールに乗車しただけで、あのワクワクした旅行気分を味わえる満足感に包まれました。


その後、数分ホームでモノレールを待ち、いざ乗車する時となりました。6両編成となっていることもあり、どの車両に広告が掲載されているのかわからなかったため、後方車両から順に探していくこととしました。
最終車両は見つからず…その次の車両で有田町の車内広告を見つけることができました。

今回は、羽田空港行きの車両だったということもあり、スーツケースを手に今から旅行に行くという方々も多く、この有田の広告を眺めている乗客の方も多くいらっしゃいました!

有田町の広告は、他の車内広告と違い、ビジュアルで情報を伝えるものであったため、探している中でも、パッと人目を引く素敵なものになっていました。

掲載期間が、2024年の5月までとなっているので、ご旅行などでモノレールを利用される機会がありましたら、ぜひご覧ください!  

有田陶器市 全体編

2023年07月24日

有田観光協会 at 12:00  | Comments(0)  | 東京都特派員
こんにちは!
最近、本当に暑い日が続いていますよね…皆様は、元気にお過ごしでしょうか。


さて、前回の投稿から少し間が空いてしまいましたが、前回は、有田陶器市にお越しくださった方々に注目して「親子三世代」についてお話しさせていただきました。

今回は、有田陶器市のメイン通り以外に訪れた場所を紹介します。

初めに佐賀県立九州陶磁文化館を訪れました。


先ずは有田陶器市期間中開催の119回の歴史を誇る日本で最も歴史ある陶磁展、「有田国際陶磁展」の美術工芸品・オブジェ部門の会場です。



こちらでは全国の様々な陶芸家作家の方が応募された作品が展示されています。
伝統的な技術を駆使した作品や、斬新なオブジェ作品を見る事ができます。


次に2022年に改装された、常設展を初めて訪れました。
この常設展のリニューアルは昭和55年(1980年)の開館から、初めての常設展示室の一室丸ごとのリニューアルということで「テクノロジーと美」が掛け合わされた非常に現代的な空間が広がっていました。


「有田焼の歴史」を時代ごとにデザインが全く違う6つの小部屋があり、それぞれ全く印象が違う小部屋のデザインや、プロジェクションマッピングなど、ビジュアルで「魅せ」る、インパクトのある展示と解説により、より分かりやすい展示となっています。

自分で焼き物の絵柄を作成できるコーナーもあり、老若男女に愛される新しいやきものについての「魅せ方」となっており、一日居ても観足りないほど濃い内容となっていると思います。

詳しくは、有田観光協の「準備の裏側」の<https://aritahappynews.sagafan.jp/e981550.html>に掲載している記事をご覧ください!



続いて、お邪魔したのは佐賀県陶磁器工業協同組合です。
ここでは、「有田国際陶磁展」の産業陶磁部門の作品の展示が行われていました。


また、「伊万里・有田焼伝統工芸士 職人舎」では伝統工芸士の職人の皆様が焼き物の色絵の工程を披露されていました。

職人の真剣な眼差しと、多くの方に見られていても、作業を淡々と進めることのできる集中力の高さ、繊細な筆使いを間近で見ることができ、その姿に魅了されました。

普段は見ることができない『近さ』で職人の作業工程を見学することができるのは、非常に貴重な機会となりとても勉強になりました!


最後に22店舗のやきものの専門店が集まっているアリタセラでは音楽や屋台なども盛り上がっていて、「お祭り」の要素も感じられる、非常に楽しい空間でした。
お買い物をされている皆様は焼き物を手に自分の食卓でどんな使い方ができるのかを想像されているようでした。



今回、有田陶器市のそれぞれの会場をシャトルバスを乗り継いで、散策したのですが、バスの本数も多く非常に快適に過ごすことができました。
歩いて町をゆっくり見るもよし。バスで有田町内を巡るもよし。
色々な楽しみ方を見つける事ができました!  

有田陶器市の三世代

2023年06月13日

有田観光協会 at 10:00  | Comments(0)  | 東京都特派員

こんにちは!
東京都特派員の蒲地陽太朗です。
今回は 4月29日から 5月5日まで開催していた「第 119 回有田陶器市」に参加したので、そこで感じたことをお届けしたいと思います。


人生で 2 回目となる今回の有田陶器市は、4 年ぶりの通常開催ということもあり、昨年以上に活気と笑顔で
溢れかえっていました。

今回、有田陶器市まで福岡から電車に揺られながら行ったのですが、左右に広がる田園風景に魅了され、近づくにつれて高まる期待とワクワクで胸の高鳴りを感じながら、高揚感とともに上有田駅で下車しました。

降りた瞬間、多くの方が「有田陶器市を満喫するぞ!」という気持ちを持たれていることが強く感じるほどの熱気に包まれていました。


そして降りて一番に感じたこととして、「親が子の手を取り、子が孫の手をとる」いわゆる三世代に渡って有田陶器市を楽しみに来られている方々が多い印象を受けました。

「親子三世代」を意識しながら陶器市を散策すると、色々な気づきがあったので、今回は、陶器市で特に印象に残った「親子三世代」をテーマに書いていきたいと思います。

上有田駅の改札を出て、下り坂に差し掛かったとき、おじい様とお孫さんの会話を耳にしました。

ワクワクしてはしゃいでいるお孫さんに対しておじい様が、「まだまだ有田陶器市はこれからだから、あんまり元気出しすぎないようにね!」と言っていたのですが、その声を聞く限りおじい様の方が楽しみを隠しきれていないのが伝わり、陶器市の温かみをスタート時に感じ「ホッ」とした気持ちになりました。


有田陶器市をめぐっている中で、よく目にした光景が、お母さんが食器を選び、その間におばあちゃんとお孫さんが焼き物を手に二人で話をして待っている姿でした。

何のお話をしているのかを聞いたところ、「有田焼の特徴をおばあちゃんが教えてくれているの!」と話してくださりました。
有田焼のことについて詳しく知らないお孫さんに対して、おばあちゃんが魅力や歴史を伝え、伝承していたのでした。


近年、若い人の伝統離れが危機的状況にあると言われています。

その解決策について、色々と議論されていますが、私は今回この姿を見て、一番効果的で素晴らしい伝統の継承の仕方は、やはり「親が子に伝え、子が孫に繋ぐ」という基本的な形が大事であり、その形が『伝統』を身近で当たり前な存在にしていくのではないかと思いました。


有田陶器市は焼き物を見て・買って楽しむ以上に、『文化や伝統の伝承』という点で、大きな役割を担っている大切な存在のように感じました。

「親子三世代」という視点で見る有田陶器市は大変勉強になることがとても多く、いつもと違った視点で楽しむことができました!

次回は、「有田陶器市の全容」について掲載できればと思います!  

意外と気づかない大切なこと

2023年05月09日

有田観光協会 at 14:03  | Comments(0)  | 東京都特派員
高校3年生の時から始めさせて頂いた東京都特派員ブログも無事に1 年を迎え、私自身も今年の4月より大学生となりました。

大学では、有田焼の魅力をより多くの方に伝える為のノウハウや伝統文化を今後も繋げていく為の方法について勉強していきたいと思っています。

大学生になりましたので、高校生の時よりは成長した内容の記事を書けるように努力してまいります。


さて、大学生となって1 回目の投稿となる東京都特派員ブログは、大学生活を2週間過ごしてみて感じた「私が気づいた大切なこと」について書いていきたいと思います。

私の通っている大学では皆が一斉にお昼を食べる時間が設けられておらず、人それぞれのタイミングで昼食を食べるというシステムになっています。

そのシステムに慣れない私は、お昼を食べ損ねてしまう日が度々発生していました。

お昼を食べられないということに対して初めのうちは、「ダイエットにもなるし、いいじゃん!」と甘く考えていました。
次第に体に変化が生まれてくるようになりました。

急に心臓の鼓動が早まったり、腕に痺れを感じるようになったりと体にいつもは起らない異常な反応が出てくるようになり、病院を受診することにしました。

診断結果は、食事が不規則化したことにより自律神経に乱れが生じ、体が悲鳴を上げているということでした。
大学に入り、食事を取れない日も生まれバランスの取れた食事を摂ることもできず、体に負担がかかっていたのだとその時初めて気づきました。


多くの方は普段1日3食、食事を摂り、栄養を吸収していると思います。
また、食事とは栄養を吸収する為の行為だけでなく、食事を囲む環境から生まれる他愛もない会話やコミュニケーションも併せて重要な要素なのだと感じました。

そして、その食事を支える食器の役割もとても重要だと思います。
それは、「美味しい」という字からもわかるように、美味しいと感じる時は「味」だけで判断しているのではなく、視覚的情報の「美しさ」も兼ね備えていなければなりません。

その「美味しい」を第一線で支えている食器は、大変重要な存在であり、食事を豊かなものへとしてくれる魔法だとも言えます。


有田焼の器に移し替えるだけで、どこか温かみのある幸せな食事のひと時にしてくれます。
私の大学でも有田焼の器を使用して欲しいと要望したいくらいです!!

我々の食生活の未来はどうなっていくのか分かりません。サプリメントを通して栄養を効率的に吸収する日が訪れるかもしれません。

ただ、食を取り巻く環境はきっと変わらないのだと信じて、楽しい食事を大切に欠かさないようにしていきたいと思います!  

有田焼見つけた!!⑤【コメダ珈琲店】

2023年03月22日

有田観光協会 at 15:00  | Comments(0)  | 有田焼見つけた!!
今回は、愛知県名古屋市発祥の「コメダ珈琲店」に行ってきました!


全国に 950 店舗以上を構える「コメダ珈琲店」は、1968 年に「モーニング」の文化で有名な愛知県名古屋市で喫茶店として始まりました。

「心にもっとくつろぎを」をコンセプトに、店内がまるで自宅のリビングルームのように誰もがくつろげる環境作りを目指しているそうです。

私がお邪魔した際も、外の光が差し込み明るく開放感のある店内に加えて座り心地の良いソファに身を置くとゆったりとした幸せな時間を過ごすことができました!

この幸せな環境を作る際に大きな役割を果たしているのが、提供されているコーヒーカップです。



創業者の加藤太郎氏は「よりくつろげる空間にするためにも、理想のカップをいちから作りたい」と思案し、継ぎ目のない「一体成型」のカップの制作を有田焼の職人さんと開始しました。


一体成型にすることで取っ手の強度は格段に高まりますが、手作業が多くコストがかかるのが難点でした。
飲み口の厚さ、持ちやすさなどをミリ単位までこだわり、有田の職人さんたちは試行錯誤されたと言います。

コメダ珈琲店は、落ち着いた雰囲気なため長時間滞在するお客さんが多いのが特徴です。
だからこそ、長い時間滞在してもコーヒーが冷めてしまわないように、厚手のカップが採用されているそうです。

使い手のことを第一に考えたものづくりをされている有田の職人さんの「想い」をコーヒーカップを通して感じることができました。

有田の技術力を持って完成したコーヒーカップは、コメダ珈琲店を訪れたほとんどの方に利用され、くつろぎの空間を演出する役目をしっかりと果たしていました。

このコーヒーカップは、コメダ珈琲店公式オンラインショップで購入する事もできます。
是非おうちでもこだわりの有田焼コーヒーカップでくつろいでみませんか?  

テーブルウェアフェスティバル2023

2023年02月23日

有田観光協会 at 10:00  | Comments(0)  | 東京都特派員

今回は、東京ドームで開催されていた「テーブルウェアフェスティバル2023」に行ってきました!
ちょうど一年前に伺って以来、人生で2回目のテーブルウェアフェスティバルでした。

今回で開催30回目を迎えた「テーブルウェアフェスティバル」では、特集企画として「美の有田焼~伝統と革新~」などのスペシャルな企画が数多く開催されていました。

また、前回伺った時とは違い会場は今まで通り東京ドームとなり、またテレビなどでも紹介され、会場は賑わいを見せていました。

幸運なことに会場に入ってすぐ、黒柳徹子さんのセッショントークを拝見することができました!



有田焼のブースは会場の中心に設置されており、ブースの中に入ると多くの方が商品を手に取って有田焼の色の美しさや表現の豊かさを楽しんでいました。


また、「世界が認める有田焼の美力あるうつわによる、上質な暮らしのご提案」を掲げた「美の有田~伝統と革新~」の特集企画を拝見しました。


有名な窯元さんやブランドの食器を使用したテーブルコーディネートは圧巻でした。



有田焼の優美さと上品さが相まって、日常でのひと時がまるで王族の家で食事をしているような空間に変えてしまう錯覚に陥り、有田焼の持つ力と凄さに改めて魅了されました。



そこで、「食べる物」と同じ位「テーブルウェア」の存在も大切なのだと感じました。


そして、有田から十五代酒井田柿右衛門さんがいらしていて、お話を伺うことができました。
そこでは、世界から見る有田焼の魅力や若者の求める力などをお話してくださいました。

とても貴重な経験となり、いただいたアドバイスを糧に試行錯誤を繰り返しながらこれからも活動していきたいと思います。

オンラインでの開催は2月28日(火)まで行っているので、ぜひ焼き物やテーブルウェアにご興味のある方は見て頂け
ればと思います!

公式サイトはコチラ↓
https://www.tokyo-dome.co.jp/tableware/